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【中小企業診断士】1次試験の科目合格制度:合格パターンや戦略の立て方

1次試験の科目合格制度:合格パターンや戦略の立て方

悩む女性

  • 中小企業診断士試験の1次試験には科目合格があると聞いたけど、そもそもどういうもの?
  • 科目合格・免除を使って受験する時のデメリットってあるの?
  • 科目合格を使って複数年受験を狙う場合に知っておいた方が良い戦略ってある?
  • 初年度に科目合格したけど、来年は合格科目は免除したらいいの?

といった科目合格を使った「受験の仕方」や「戦略の立て方」についてご紹介していす。

かやんぬ

私も科目合格で3年プランで受験しています。

科目合格は便利な制度ですが、使い方によっては不利になってしまうこともあります。どういう可能性や危険があるのかについてご紹介します!

中小企業診断士の一次試験の合格基準は2パターン

中小企業診断士の一次試験の合格基準は2パターン
  1. 40点未満の科目がない→受験した全科目の合計点で60%以上:受験した全受験科目合格
  2. 40点未満の科目がある→60点以上を取得できた科目のみ科目合格

1.40点未満の科目がなく、全科目の合計点で60%以上を獲得

最初から複数年受験を狙っている場合は別ですが、一発ストレート合格を狙っている方の場合、初年度にはほとんどの方が7科目受験します。

合計点で60%以上をクリアすれば合格となります。

かやんぬ

7科目受験した場合には420点以上の合計点が必要です。
この時の条件として必要なのが、40点を下回る科目がないこと!

図1:一発ストレート合格のパターン

科目 初年度
企業経営理論 60点
財務・会計 70点
運営管理 50点
経済学・経済政策 72点
経営情報システム 58点
経営法務 52点
中小企業政策 70点
  • 合計得点:432点(7科目の合計700点中60%である420点をクリア)
  • 40点未満の科目がない
  • →結果:一発ストレート合格

40点以下の科目があるが、60点以上の科目もある場合は「科目合格」

図2:40点以下の科目があるが、全体では60%獲得のパターン

科目 初年度
企業経営理論 58点
財務・会計 70点
運営管理 70点
経済学・経済政策 72点
経営情報システム 58点
経営法務 34点
中小企業政策 70点
  • 合計得点:432点(7科目の合計700点中60%である420点をクリア)
  • 40点未満の科目:経営法務
  • →結果:60点以上の4科目の科目合格

上記のように40点未満の科目がある場合には、合計が60%以上あったとしても、全体としては不合格となります。この場合、次に説明する「科目合格」が適用されます。

2.40点未満があっても、60点以上を獲得した科目は科目合格

「科目合格」が適用されるのは下記の2パターン
  1. 合計点では60%クリア→40点以下の点がある→60点以上取得した科目のみ合格
  2. 合計点では60%クリアできず→60点以上取得した科目のみ合格

1に関しては上記の図2があてはまります。2のパターンを見てみましょう。

図3:全体では60%に達しない、60点以上の科目があるパターン

科目 初年度
企業経営理論 48点
財務・会計 50点
運営管理 61点
経済学・経済政策 72点
経営情報システム 60点
経営法務 32点
中小企業政策 60点
  • 合計得点:383点(7科目の合計700点中60%である420点クリアできず)
  • 40点未満の科目:経営法務
  • →結果:60点以上の4科目の科目合格

かやんぬ

ちなみに上記の図3は初年度の私の結果です。

では、科目合格するとどんな嬉しいことがあるのでしょうか?

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中小企業診断士の一次試験 科目合格制度とは

科目合格した科目は、2年間の免除が認められる

中小企業診断士試験では平成18年より「科目合格制度」が始まりました。

科目合格のメリット
  • 翌年度と翌々年度の2年間、1次試験申し込み時に、申請により当該科目が免除
  • 3年間かけて7科目合格すれば1次試験は合格

科目免除を使った場合の合格基準は?

基本的に最初に述べた

  • 受験申請した科目(科目免除しなかった科目)で、全体として60%の得点を獲得
  • 40点未満があった場合は60点以上の科目のみ合格

という基準は同じです。

と言っても、ややこしいのでどんなパターンがあるのか例を見ていきます。

受験しない科目があった場合の考え方:狙えるのは科目合格

悩む女性

私は、最初から7科目は大変そうだから、科目合格制度を利用して、複数年かけて1次通過を狙いたい!

その場合、受験しない科目が出てくると思いますが、結果はどうなるのでしょうか?

図4:受験しない科目があった場合

科目 初年度
企業経営理論 受験しない
財務・会計 50点
運営管理 受験しない
経済学・経済政策 70点
経営情報システム 75点
経営法務 42点
中小企業政策 70点
  • 合計得点:307点
  • 40点未満の科目:なし

図4の場合、受験した5科目の合計500点中に対してその60%である300点はクリアしています。

ですが、受験しなかった2科目は「免除」されたわけではないので「0点」として考えられることになります。

受験しない科目がある場合
  • 結論:受験しない科目は0点と考える
  • 全体として60%は狙えないので、科目合格(各受験科目で60点以上)を狙う

あなたは今どこ? チェックしてみよう

1次試験合格までの科目合格の流れ

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科目合格制度の免除を使って合格する方法

それでは実際に、科目合格制度の免除を使って合格するパターンの具体例を見ていきましょう。

科目合格した科目を免除した場合の合格例

図6:科目合格した科目を免除した場合の合格例:2年プラン

科目 初年度 2年目
企業経営理論 58点 70点
財務・会計 62点 免除
運営管理 41点 62点
経済学・経済政策 70点 免除
経営情報システム 75点 免除
経営法務 42点 50点
中小企業政策 70点 免除
  • 1年目に7科目の受験:合計点418点で惜しくも1次不合格
  • 2年目:3科目の合計が60%以上、40点未満の科目無し!
  • →結果:1次試験合格

科目合格した科目を再受験した場合の合格例

図7:科目合格した科目を再受験した場合の合格例:2年で合格

科目 初年度 2年目
企業経営理論 58点 56点
財務・会計 62点 免除
運営管理 41点 58点
経済学・経済政策 70点 70点
経営情報システム 75点 免除
経営法務 42点 56点
中小企業政策 70点 免除
  • 1年目に7科目の受験:合計点418点で惜しくも1次不合格
  • 2年目:経済学を再受験→4科目の合計点240点で60%以上、40点未満の科目無し!
  • →結果:1次試験合格

科目合格したけど再受験した科目が不合格?!安心して、前年の科目合格は有効

図8:科目合格したけど再受験した科目が不合格でも合格できる例1

科目 初年度 2年目
企業経営理論 58点 80点
財務・会計 62点 免除
運営管理 41点 60点
経済学・経済政策 70点 38点
経営情報システム 75点 免除
経営法務 42点 62点
中小企業政策 70点 免除
  • 1年目に7科目の受験:合計点418点で惜しくも1次不合格
  • 2年目:経済学を再受験→まさかの経済学で40点未満!
    →でも各科目で60点以上をとっているので3科目合格OK!
  • →結果:1次試験合格
ポイント

この場合、経済学は初年度に科目合格をしているので、2年目に不合格になっても3年目にも免除できます。

図9:科目合格したけど再受験した科目が不合格でも合格できる例2

科目 初年度 2年目
企業経営理論 58点 80点
財務・会計 62点 免除
運営管理 41点 58点
経済学・経済政策 70点 50点
経営情報システム 75点 免除
経営法務 42点 62点
中小企業政策 70点 免除
  • 1年目に7科目の受験:合計点418点で惜しくも1次不合格
  • 2年目:経済学を再受験→まさかの経済学で60点未満!
    →でも4科目の合計点が260点で60%(240点)以上を獲得!
  • →結果:1次試験合格

図10:再受験した科目が足を引っ張って不合格…

科目 初年度 2年目
企業経営理論 58点 80点
財務・会計 62点 免除
運営管理 41点 48点
経済学・経済政策 70点 30点
経営情報システム 75点 免除
経営法務 42点 82点
中小企業政策 70点 免除
  • 1年目に7科目の受験:合計点418点で惜しくも1次不合格
  • 2年目:経済学を再受験→まさかの経済学で40点未満!
    →4科目の合計点は240点で60%(240点)以上を獲得するも…40点未満があるので合計点60%は使えず…
  • →結果:企業経営理論、経営法務の2科目合格
ポイント

この場合、経済学を再受験していなければ、3科目で210点(60%の180点をクリア)、40点未満の科目が無いということで1次試験合格となります。

3年かけて少しずつ科目合格を狙う私の例

図11:一発ストレートを狙うも撃沈!3年プランで合格を狙う私の例

科目 初年度 2年目 3年目
企業経営理論 48点 55点 受験予定
財務・会計 50点 受験せず 受験予定
運営管理 61点 免除 免除
経済学・経済政策 72点 免除 免除
経営情報システム 60点 免除 免除
経営法務 32点 68点 免除
中小企業政策 60点 免除 免除
  • 1年目に7科目の受験:合計点383点で1次不合格(40点未満の科目も…)
  • 2年目:2科目受験→受験しなかった「財務・会計」は0…となるので合計点で60%は使えず
    →60点以上をとれた経営法務のみ科目合格
  • 3年目:「企業経営理論」と「財務・会計」の2つで120点以上を狙う
  • 2つで120点以上、40点未満がなければ→1次試験合格

かやんぬ

本来なら3科目受けて1次試験合格を狙いたいところです。

が、2次試験日の1週間後に出産予定日が来てしまったため、急遽3年プランに変更しました。

出産適齢期の女性が中小診断士試験を受験する場合には、下記のことも念頭に置いておいた方が良いと思います。

全科目、科目合格して1次試験通過した場合

1次試験に7科目全部、科目合格するとどうなるのでしょうか?

1次試験に7科目全部、科目合格すると

1次試験に合格すると2次試験への切符を手にできます。

つまり、科目合格は全てリセットされます。

2次試験は「1次試験に合格した年」と「その翌年」の2回受験することができます。

もし2次試験に落ちてしまうと、再度1次試験の7科目を0から取り直すことになります。

私が3年プランにした理由

もし2年目に3科目受けて、運良く?私が1次試験に合格していたとします。

その場合、私は2019年と2020年に2次試験を受験する切符を手にします。

でも、2019年の2次試験は出産予定日の1週間前!

かやんぬ

もしかすると受けられないかも…もしかしなくてもベストコンディションで受けられる可能性は限りなく低い…

と考えて、今年は2次試験への切符は「あえて手に入れない」という作戦をとりました。

代わりに来年1次試験で残っている2科目に絶対に合格しなければ、昨年科目合格した4科目を再受験する必要が出てきます。

図12:来年私が科目合格できなかった場合に失う科目合格4つ

科目 初年度 2年目 3年目 4年目
企業経営理論 48点 55点 受験予定→不合格 受験
財務・会計 50点 受験せず 受験予定→合格 免除
運営管理 61点 免除 免除 再受験
経済学・経済政策 72点 免除 免除 再受験
経営情報システム 60点 免除 免除 再受験
経営法務 32点 68点 免除 免除
中小企業政策 60点 免除 免除 再受験
  • 初年度に合格した4科目については免除の権利を失います
  • 2年目、3年目に合格した科目については4年目も免除が可能です

出産適齢期にある女性にとって、1年に1度しかないチャンスをものにするのは難しいものです…

科目免除を使った場合の注意点は?

科目合格制度は3年かけて7科目合格すれば良いので、あまり勉強時間がとれない時、一度にたくさん頭に入らない方などにとってはとても嬉しい制度です。

かやんぬ

でも…科目合格制度を使って科目免除をすることには実はデメリットも存在します!!

大前提:知っておくべき1次試験の秘密

毎年1次試験の全体の合格率は20%で安定

これは、難しい科目(デス科目=死、落とし穴科目)と、簡単な科目(エンジェル科目=天使)を作ることで全体のバランスをとっているからです。

毎年どの科目がデス科目、エンジェル科目になるかは、わからない

中小企業診断士では、毎年科目の難易度にばらつきがあるのが特徴です。

かやんぬ

実際私が受験したH30年は経営法務がデス科目であり、8点の底上げ調整がありました。

この場合、32点だった方は40点とみなされ全体で60%とれていればOK、または52点だった方は60点とみなされ科目合格が果たせます。

▼知っておきたい1次試験対策:試験内容&合格率!
中小企業診断士:試験内容・合格率 中小企業診断士:試験科目・試験内容&合格率!1次は7科目ではない?!

合格した科目を免除する場合のデメリット

科目免除を使うということは、受験する科目数が少なくなるということ。

通常で考えれば、以下のような状況です。

  • 科目合格をした科目=得意な科目
  • 60点以下だった科目=苦手な科目

そのため、苦手な科目しか受験せず、その科目がデス科目だった場合、合格が難しくなる…というデメリットがあります。

では、科目合格を上手に使うためにはどんな戦略を立てれば良いのでしょうか?

▼知っておきたい1次試験:独学での勉強方法
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科目合格を利用した戦略のポイントは3つ

合格のためには合計点で60%以上を狙う!

前述の通り、「科目合格した科目=得意な科目」を全て免除して試験に挑むと、「前年60点以下だった科目=苦手な科目」だけで「合計点の60%を狙う」必要が出てきます。

そのための戦略として「科目合格しても免除せずに再受験する」という方法があります。

悩む女性

科目合格した科目を、再度受験するなんて勉強する科目が増えて大変じゃない?

と思いそうですが、まずは戦略を一緒に見ていきましょう。

科目合格を利用した戦略のポイント3つ
  • ポイント1:2次試験に使用するか否か
  • ポイント2:得意な科目がどうか
  • ポイント3:前年の合格率がどうか

ポイント1.2次試験に使用するか否か

1次試験は7科目ありますが、そのうち2次試験で使用する科目は3科目です。

それを踏まえて、2次試験で使用しない科目はよほど得意でない限り免除した方が賢明です。ですが、2次試験で使用する科目であれば、科目合格を果たしたとしても再受験するのも有りです。

2次試験に使用するか否か
  • 1次試験のみの科目
    経済学・経済政策、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策
  • 2次試験にも使用する科目
    企業経営理論、財務会計、運営管理

これらの3科目を科目免除した場合には、2次試験に進んだ際に、改めて再度勉強し直す必要が出てきます。

注意

ただし2次試験で使用する3科目に関しても、1次試験で出題されるの全ての範囲が対象となるわけではありません。

そのため、1次試験勉強時の記憶がある程度残っていれば、2次試験の出題範囲の箇所のみ復習すれば良いので、絶対に再受験を進めるわけではありません。

ポイント2.得意な科目がどうか

次に考えたいのが、得意科目か否か?という点です。

得意科目は総合得点を引き上げてくれる効果があります。

図13:得意科目を使わずに受験:全体で60%に達せず不合格

科目 初年度 2年目
企業経営理論 48点 52点
財務・会計 50点 62点
運営管理 61点 免除
経済学・経済政策 72点 免除
経営情報システム 60点 免除
経営法務 32点 64点
中小企業政策 60点 免除
  • 1年目に7科目の受験:合計点383点で1次不合格(40点未満の科目も…)
  • 2年目:3科目受験→合計点178点で60%(180点クリア)は使えず→60点以上をとれた財務と経営法務のみ科目合格
  • →結果:3年目も挑戦

図14:得意科目も再受験:全体で60%に達したため合格

科目 初年度 2年目
企業経営理論 48点 52点
財務・会計 50点 62点
運営管理 61点 免除
経済学・経済政策 72点 74点
経営情報システム 60点 免除
経営法務 32点 64点
中小企業政策 60点 免除
  • 1年目に7科目の受験:合計点383点で1次不合格(40点未満の科目も…)
  • 2年目:4科目受験→合計点252点で60%(240点)クリア
  • →結果:1次通過
注意

ただし得意科目だと思って再受験した場合に、その科目が偶然にもデス科目だった場合、足を引っ張ってしまう可能性があります。

その場合は、

悩む女性

科目免除しておいて、受かってない科目をもっと頑張れば良かった…

となってしまいますよね。

では、その見極めはどうしたら良いのでしょうか?

ポイント3.過去の合格率がどうか

悩む女性

2次で使用する科目や得意科目で科目合格をした!

この科目を得点源にするために再受験するべき?

と判断が迷った時に参考にしたいのが、過去の科目合格率。

例えばH30年の経営法務は完全なデス科目でしたが、そのおかげかH31年の経営法務はそれほど難しくないように感じました。

かやんぬ

おかげで私は科目合格できました!

もちろん2年目の勉強の成果もあると思いますが、難易度が高かった年の翌年は比較的易しくなる=科目合格率が高くなる傾向にあります。

過去の合格率を参考に「今年は難しいかもしれないから避けた方が良いかも…」「昨年は難しかったから今年も受けてみよう」と戦略を練ってみてください。

かやんぬ

では次は「これから戦略を立てる人」と「科目合格したけどこれからどう戦略を練るべきか…」と悩んでいる人では戦略の立て方が違うため、その違いを見ていきます。

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初年度:複数年受験を考えている人が立てるべき戦略

科目合格を利用した戦略.2次試験との関係&得意か否か

悩む女性

最初から7科目は大変そうだから、科目合格制度を利用して複数年受験で挑戦したい!

こんな風に、最初から複数年での受験を考えている場合の戦略ポイントは2つ。

戦略ポイント
  1. 2次試験で使用しない科目を初年度に受ける
  2. 苦手な科目は挑戦しておく

2次試験で使用しない科目を初年度に持ってくるのがオススメです。前述の通り、2次試験に使わない科目を最後まで残しておくべきメリットが何も無いからです。

次に、自分で「苦手だ…」とわかっている科目があるなら挑戦しておきたいところです。科目の難易度は毎年変わるので、もしかすると難易度の低い年にあたるかもしれません。

また、苦手科目だからこそ1年の勉強では足りず、2年勉強してやっと理解が深まるということもあります。

結果的に科目合格を利用することになった人向け戦略

悩む女性

一発ストレート合格を狙ったけれど、結局科目合格しかできなかった…。残った科目は苦手科目と得意科目が混在…来年どうしたらいいの?

こんな風に、結果的に科目合格を利用することになった方の場合、戦略は3つ。

戦略3つ
  • 戦略1.ギャンブルで合格を狙う
  • 戦略2.労力がかかっても確実に合格を取りにいく戦略
  • 戦略3.科目免除を使わず7科目受験する

戦略1.ギャンブルで合格を狙う

これは科目合格した科目を全て免除して、不合格科目だけで挑む戦略です。

1次試験では毎年1つ、デス科目が用意されていると言われています。そのため、「不合格科目=苦手科目」がデス科目に当たった場合には、挽回が難しくなってしまいます。

そうならないことを願った戦略が、この「ギャンブル戦略」。

  • メリット:不合格科目に絞って勉強できる
  • デメリット:その科目がデス科目に当たった場合には挽回が難しい…

戦略2.労力がかかっても確実に合格を取りにいく戦略

これは、科目合格している得意科目も再受験する戦略です。

得意科目が得点源になってくれれば、「不合格だった科目=苦手科目」が40点以上であり、全体として60%以上が達成できれば合格となります。

  • メリット:不合格だった科目で60点をとる自信がない時に、40点とれば、得意科目が助けてくれる!
  • デメリット:一度合格している科目を再度受験するため、勉強時間を1科目分増やさなければならない

かやんぬ

ただ、得意科目と苦手科目を各1科目ずつ受験する場合、苦手科目で「40点」しかとれないと得意科目で「80点」とる必要が出てきます。

80点はかなり難しいと思われるので、苦手科目もなるべく得点をとれるように頑張りたいところです。

戦略3.科目免除を使わず7科目受験する

3つ目は、科目免除を使わずに7科目全部受験するという戦略。

どの科目がデス科目で、どの科目がエンジェル科目になるかは、試験を受けるまでわかりません。

つまり、以下のことが言えます。

  • 受験する科目数が減れば減るほどデス科目にあたるリスクも高くなる
  • 逆に受験する科目数が増えれば増えるほど、デス科目にあたるリスクも高くなるけど、エンジェル科目が助けてくれる可能性も高くなる
  • メリット:デス科目にあたるリスクを減らせる
  • デメリット:勉強時間が大幅に増える

かやんぬ

実際、2次試験まで行ってダメだったという方が、翌年1次試験を7科目再受験した場合、7科目受験した方が合格しやすいという話も聞きます。

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中小企業診断士の一次試験 科目合格を免除するために必要なこと

科目合格制度を利用するには申請が必要

最後に、科目合格した場合、その科目を受験免除するには、「免除申請」が必要です。

翌年の申込み時に「免除を申請する」という欄に「○」をつけて提出するのみで大丈夫です。

中小企業診断士の一次試験 科目合格に関するまとめ

中小企業診断士の一次試験 合格基準と科目合格とは

  1. その年に受験した総合得点で60%以上を取得すること。ただし、40点未満の科目がないこと
  2. 1に満たない場合、60点以上を取得した科目については「科目合格」とする
科目合格のメリット
  • 一度合格すると翌年、翌々年の2年間、免除される
  • 再受験して40点未満だった場合も免除は残っている

科目合格を利用して戦略を立てる時のポイント

  • 「合格した科目=得意科目」を免除する場合にはデメリットもある
  • 「合格した科目=得意科目」を再受験した方が良い場合もある
  • 戦略のポイントは「2次試験に使用するか」「得意か否か」「過去の合格率」の3つ

科目合格制度を利用するには申請が必要

  • 免除したい科目がある場合には、受験申し込み時に申請が必要

かやんぬ

どの科目を免除するのか、あるいは再受験するのか、みなさんがしっかり戦略を持って挑めますように!

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