かやんぬ
中小企業診断士 受験生のかやんぬこと、栢原陽子(@kaya_uni)です。
先日twitterを見ていたら「AIによる士業の代替可能性」という情報が流れてきました。その情報が嬉しかったので、お知らせします。
日経新聞で紹介! 最もAI代替可能性が低いのは中小企業診断士
何気なく中小企業診断士の結果を見ると、なんと0.2%!!!
最もAIに代替されない士業として紹介されていました。
出典は、日経新聞だそう!
システム化しにくいところが理由だろか?🤔
理由がなんであれ嬉しい😆🌸←まだ受かってない
中小企業診断士は他の士業と比べても女性比率が低い。でも日本は女性活躍と中小企業に力を入れているから狙い目だと思うんだけどなぁ🤔🌟←受かってから言え https://t.co/KzajmMx1BI
— かや🧘♀️中小企業診断士(勉強中) (@kaya_yg) 2018年11月23日
その他の士業の詳細をあまりよく知らないのでなんとも言えない部分もありますが…中小企業診断士がAIに代替されずに残る可能性を考えてみたところ、理由は3つ。
理由1.データだけでは見えないものを扱う
例えばですが、人事という1点だけをとっても
- どんな人材がいるか(スキル)
- その人が社内のどんなポジションにいるのか(人間関係)
- どのくらいのモチベーションで働いているか(やる気)
などデータ化できづらいものです。またマーケティングにおいても、競合との関係も常に変わるものなので、まだそこまでのデータ化、マニュアル化ができていないのが要因の1つかと考えられます。
理由2.独占業務がない
これは良いのか悪いのかわかりませんが、独占業務が無いのも中小企業診断士試験の特徴です。私はまだ受験生なので、想像の範囲でですが、中小企業診断士の業務は
- 助成金のアドバイス
- コンサル(人事、マーケ、その他)
- 起業支援
など多岐にわたるため、どの業務を代替すれば「AIが代替している」と言えるのかが不明確なのでは?と推測されます。
理由3.コーディネータのような役割
中小企業診断士は試験内容が7科目あり、それも「経済・会計・生産管理・経営論・法律・情報・中小企業経営」と範囲が多岐に渡ります。そのため、他の士業とのコーディネート役になることができます。
私はWEBにも詳しい方なのですが、WEBの知識がない経営者とシステムエンジニアとが話をする時に、間に入って翻訳機になることがあります。それは、専門的な言葉を訳すというよりも、双方の言葉の真意を汲み取って伝えるという役割りが大きいです。
同様に、多岐の知識を身につけた中小企業診断士はコーディネータ役も可能ですが、それはなかなかAIには難しいことかもしれません。
「苦い」という言葉からGoogleは「甘くしたいのかも!」は思いつけない
例えば経営者が「苦い!」と言ったとします。現在Googleで「苦い」を検索すると
- 言葉の意味や使い方
- 英語表現
- 渋いとの違い
- 味覚異常
などを提示してくれます。
でも経営者の言葉の真意は「苦いから甘くしたい」という意図かもしれない、と汲み取り提案できるのが中小企業診断士のコーディネータ的役割です。
先程「苦い」でGoogle検索をしてみた結果を見ると、AIは「検索ワードにぴったりの結果」を表示させることはできますが、言葉の裏に隠された意図まで汲み取るのは難しいのかもしれません。(時間の問題かもしれませんが…)
これらの理由から、中小企業診断士は、AIの代替の可能性が低いと言えそうです。
かやんぬ
そもそもまだ私も科目合格のみなので、来年に向けてしっかりと勉強しようと決めた、という話でした。